ひぐらしのなく頃に祟殺し編解説ネタバレ解答まとめ

祟殺し編 ひぐらしのなく頃に
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旧作アニメ「ひぐらしのなく頃に」では鬼隠し編、綿流し編の次のストーリーで、出題編の最後を飾るシナリオです。

 

鬼隠し編や綿流し編は圭一と同年齢のレナ、魅音や詩音など中学生組にスポットが当たりましたが、祟殺し編は梨花と沙都子の小学生組にスポットを当てたシナリオです。

 

このシナリオは非常に難解で、複雑なストーリーとなっています。

 

今回はそんな祟殺し編を紹介します。

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祟殺し編のストーリー

沙都子の境遇

両親が数日不在なので夕飯の心配をする圭一、彼を心配して梨花と沙都子が圭一の家に夕飯の支度を手伝いに来てくれました。

 

普段は生意気な沙都子がてきぱきと夕飯を作るのを眺めて、梨花は悟史がいたころを思い出すと圭一に言います。

 

梨花は圭一に悟史が沙都子の兄で、いつも「にーにー」といってなついていたこと、そして数年前に家でしたことを教えます。

 

沙都子の誘いにより少年野球「雛見沢ファイターズ」の試合に駆り出されることになった圭一、試合後みんなでバーベキューを楽しみます。

 

そこで監督の入江と出会い、話を聞く圭一。入江は雛見沢診療所の医師で、兄が失踪して悲しんでいる沙都子を本気で養女にしようと思っていたと語ります。

 

そんな沙都子の境遇を聞いた圭一は、なんとしても沙都子の笑顔を守りたいと思います。

悟史の失踪の謎

詩音とバーベキューの後片付けをする圭一が悟史のことを聞くと、詩音は急に怒り出します。

 

帰り道、魅音とレナに悟史のことを聞くと、レナがオヤシロ様の祟りなんだと取り乱し、魅音に頬をぶたれてやっと落ち着く有様。

 

レナと別れた後、魅音は北條家がダム推進派でお魎と仲たがいし村八分なこと、沙都子の両親は事故死して悟史も失踪し沙都子は天涯孤独なこと、だから沙都子を悲しませないよう誰もが悟史の話はしないのだと圭一にささやきます。

鉄平による沙都子の虐待

沙都子が風邪で学校を休んでいるところに、刑事の大石が学校にやってきて沙都子に会わせろといいます。

 

圭一は沙都子に何の話があるんだと大石に詰め寄りますが、逆に大石に威圧され、入江の仲裁によって大石に一旦帰ってもらうことになりました。

 

入江は圭一に沙都子の両親の死や悟史の失踪はオヤシロ様の祟りとの噂を話し、しかも沙都子の叔父の鉄平が村に舞い戻って沙都子と暮らし始めたという事実を教えます。

 

不安に駆られた圭一と入江が沙都子の家に見舞いに行くと、体中痣だらけの沙都子が鉄平の小間使いにされていました。

 

風邪ではなく沙都子を働かせるため学校に行かせなかったのです。

 

圭一らの目の前でも平気で沙都子に灰皿を投げつける鉄平に飛びかかろうとする圭一を、入江は必死でなだめます。

 

圭一は入江にどうして止めたのかと聞くと、沙都子をかばって悟史が今までは虐待を受けていたのだが、悟史は失踪し、沙都子は悟史への罪滅ぼしのため甘んじて虐待に耐えているのではないかという分析を入江は話しました。

圭一、沙都子を救うことを決意

圭一は沙都子を救うため魅音の家に行き、オヤシロ様の祟りを鉄平にしてくれと頼みます。

 

しかし魅音は園崎家は一連の怪死事件に全く関りがないと説明し、圭一に自分が人殺しだと思われていたことにショックを受けます。

 

翌日、登校してきた沙都子に担任の知恵先生が児童相談所に通報し保護司が来ただろうと尋ねると、沙都子は虐待の事実はないから帰ってもらったといいました。

 

なんで何もせずに保護司は帰ったんだと怒る圭一。しかし梨花が事情を説明します。

 

実は前の継父とも折り合いが悪かった沙都子は、継父を陥れるため嘘の通報を繰り返しており、保護司は沙都子をオオカミ少年のように思っているのです。

 

何もできないことにふがいなさを感じる圭一、沙都子を元気づけようと頭をなでた瞬間「いやぁぁ」と絶叫、沙都子のPTSDは極限に達していたのです。

 

圭一の手が触れたことで悟史への親愛の情と、大人たちからの虐待がフラッシュバックした沙都子は「ごめんなさい」を繰り返しながら教室の隅で震え続けるのでした。

 

沙都子の精神状態は限界、そう悟った圭一はある決心をします。

鉄平を殺害

圭一は鉄平を殺害、死体も見つからないような完全犯罪を行うことを決意したのです。

 

凶器は野球の試合で使った金属バット、その柄には「北條悟史」と書かれています

 

オヤシロ様の祟りと偽装するため犯行日は綿流しのお祭り当日としました。

 

魅音は圭一に綿流しのお祭りに沙都子を連れてきてくれないかと頼むのですが、圭一は犯行計画日なので言いよどんでいると、魅音は「圭ちゃんもか…」とつぶやきます。

 

悟史が失踪する前、綿流しのお祭りの参加を同じように悟史に頼んだ時、彼も圭一と同じような答えをしたのです。

 

圭一は気づきます。悟史が失踪する前に沙都子の養母が殺されたのはオヤシロ様の祟りではなく、悟史による殺害だったのです。

 

 

かつての悟史をトレースするかのように行動する圭一、入念に犯行準備をしていると雛見沢にやってくる前のことが思い出されます。

 

圭一は学業が優秀でしたが、それを妬んだ級友たちにいじめを受けていたのです。

 

そんな圭一を温かく迎えてくれた部活メンバーや雛見沢の人々、楽しかった日々をなんとかして取り戻そうと新たに決意するのでした。

狂う雛見沢

鉄平を人気にいない場所に誘い込んだ圭一は金属バットで撲殺することに成功、死体を隠蔽し帰宅していると三四が車で通りがかります。

 

圭一のけがを見た三四は彼を車に乗せ、一言「死体、上手に埋められた?」と尋ねます。

 

激しく動揺する圭一に冗談よと告げる三四。車の後ろを見ると富竹の自転車があったので尋ねると、三四は冷たい口調で私の自転車よといいます。

 

続けて三四は「私たちは今日出会わなかった、そうするのが私たちにとっていいことだと思わない?」と意味深なセリフを告げます。

 

翌日、学校に行った圭一は行っていないはずの綿流しのお祭りで彼を見たという目撃情報について驚きます。

 

魅音やレナに昨日のお祭り楽しかったねと言われる圭一、わけが分かりません。

 

沙都子に昨日は鉄平は帰ってこなかったんじゃないかと圭一が尋ねると、沙都子は半狂乱になり「昨日も一晩中、いやがらせをされた」といいます。

圭一、雛見沢症候群発症?

殺したはずなのになぜ、圭一は理由が分からず心配になったので診療所に行って入江に話を聞いてもらうことにしました。

 

入江に鉄平殺害を自供する圭一、驚きつつも「沙都子ちゃんを救ってくれてありがとう」と入江はいい、お茶を入れてくると席をたちます。

 

入江に分かってもらえた安堵感でホッとする圭一、しかし隣の部屋からは入江が「お茶に睡眠薬をいれて取り押さえましょう」というひそひそ話を聞いてしまいます。

 

そして「三四の死体が発見された」との話も聞いてしまいます。

 

誰も頼れない、そう思った圭一は自分で謎を解明しようと診療所を抜け出し鉄平の死体を埋めた穴を掘り起こします。

 

それを警官らと見ていた大石、気づいた圭一にそのまま掘り続けるようにと促します。

 

掘っても掘っても死体は出てきません。つまらないものを見たと言い捨て帰る大石達。

 

もう一度鉄平を殺せばいいんだ、そう考えた圭一はナタをもって沙都子の家に向かいます。

 

お風呂場でぐったりする沙都子を見た圭一の怒りは頂点に達し、鉄平を殺すため家中を探し回ります。

 

鉄平が見つからないことにあきらめた圭一は沙都子をおぶって診療所に向かいます。

 

しかしそこで入江の服毒自殺大石の失踪など驚愕の事実を知ることになります。

圭一、非業の最期を遂げる

圭一はなんとか沙都子とともに古手神社まで逃げることができました。

 

圭一は「三四さんも、監督(入江)も大石さんも、自分が死ねと思った人ばかり死んだ。俺が死ねと願ったから死んだんだ」とブツブツつぶやくばかり。

 

そんな圭一を見て恐れをなした沙都子は圭一をしばらく一人にして周りの散策を始めました。

 

 

カラスの鳴き声が聞こえ、その方へ向かった圭一。そこには梨花の惨殺死体があり、カラスがその死体をつばんでいたのです。

 

 

呆然と立ち尽くす圭一、それを見た沙都子は圭一が梨花を殺害したと勘違いして逃げ出します。

 

逃げる沙都子を追いかけてつり橋まで来た圭一、誤解を解こうとしますがパニックになった沙都子は圭一を橋から突き落とし、圭一はそのまま川へ転落します。

深まる謎、雛見沢大災害とは?

場面は変わり、テレビのニュースでは雛見沢大災害の発生が速報で伝えられ、村の住民がただ1名を残して全滅、その1名の生存者とは圭一であることを告げていました。

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祟殺し編の解説

おそらくあらすじをここまで読まれた方も何のことやら分からないことと思います。

 

最大の謎は「鉄平の殺害の有無」でしょう。

 

そこでこの点について筆者の推測を交えながら紹介してみます。

イレギュラーなシナリオ

梨花によればこのシナリオは極めてレアなイレギュラーなものだということです。

 

それは鉄平が舞い戻って沙都子と暮らし始めるという点が、梨花のループの繰り返しの中ではない事態だったのです。

鉄平の存在

鉄平は圭一に殺されますが、原作ゲームでは鉄平を殺害するのは圭一だけではなく、詩音だったり梨花だったりします。

 

また罪滅ぼし編ではレナによって殺害されます。

 

しかし鉄平の死体は見つからず、沙都子は鉄平に虐待を受け続けており、アニメ版の祟殺し編では鉄平は死んでいないことになっています。どういうことでしょうか?

鉄平は殺されたのか?

アニメ版では鉄平は殺害されていません。

 

ひぐらしの世界で起きる殺人は雛見沢症候群を原因とするもので、アニメ版の圭一は義憤が動機だったため、殺害は起こらなかったと考えることが明快な筋です。

 

では圭一が鉄平を金属バットで撲殺した事実、あれはなんだったのでしょうか?

 

これはあくまで私の見解ですが、圭一の妄想だったと思います。

 

沙都子を心配するあまり圭一にも雛見沢症候群のレベル1の症状が発生、問題解決のため鉄平殺害の妄想を起こしたと考えます。

 

雛見沢症候群のレベル5に至って、殺害などの凶行に至ることからやはりこのシナリオでは圭一による鉄平殺害の事実はなかったと思われ、死体の未発見、犯行当日のアリバイなどからも補強される事実でしょう。

 

ではなぜこのシナリオはここまで意味不明のストーリーなのか、それはひぐらしにおけるシナリオは2つで1対という関係が祟殺し編でも見られるからです。

祟殺し編の解答編は皆殺し編前半部分

皆殺し編は梨花の周りで今までのループ世界とは異なるイレギュラーなことが発生し、梨花がループ脱出に初めて本気になるシナリオです。

 

梨花にとって好都合なイレギュラーだけでなく不都合なイレギュラーも発生し、その1つが鉄平が沙都子と暮らし始めるものです。

 

皆殺し編では村人全員の協力で沙都子を救うことに成功しますが、祟殺し編ではそこまではいかなかった、といえます。

 

つまり皆殺し編前半部分が祟殺し編の解答パートとなります。

イレギュラーが発生しなかった世界線、厄醒し編

厄醒し編はアニメオリジナルストーリーです。

 

この世界は沙都子が奮闘するシナリオですが、もし鉄平が沙都子と暮らすイレギュラーが起きなければどうなっていたかというものです。

 

鬼隠し編と罪滅ぼし編で圭一とレナの立場が入れ替わったように、ここでは祟殺し編の圭一の立場を沙都子が演じます。

 

私としては祟殺し編のようなカオスな内容より、厄醒し編のような簡明なストーリーから真の敵は雛見沢大災害にあることを示したほうがよかったような気がします。

 

祟殺し編は視聴者にミスリードさせるためのシナリオといってよく、目明し編のような上質で整合性のとれたシナリオとはいえず、評判はあまりよくはありません。

 

しかしそれでも出題編において雛見沢大災害の伏線を張るには不可欠なシナリオだったともいえ、意味があったストーリーなのかもしれません。

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祟殺し編解説まとめ

祟殺し編のあらすじと最大の疑問である「鉄平の殺害」について紹介しました。

 

筆者もリアルタイムで見たときは意味不明で、この稿を書くため再度見直して整理しなおしました。

 

改めて見直すとなかなかに趣のあるシナリオで、全編を見た後に分かるよくできた作りになっていると思います。

 

かつて挫折した方ももう一度祟殺し編の旧作アニメを見返すことで新たな発見があるかもしれません。

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